日常で長く付き合えるアウトドアウエアをテーマとしたブランドショップ「nanamica（ナナミカ）」。風や雨などの自然の変化に対応できる機能的なウェアや、休みの日に海で過ごす時に着たいと思うウェアなど、「UTILITY」と「SPORTS」をキーワードに毎日を楽しく、快適で、カッコよく過ごすためのアイテムを企画から販売まで手掛けている。

代表を務める本間永一郎さんがBISLEYと出合ったのは約10年前。ノースフェイスのプレスルームで使用されていたキャビネットを見て一目惚れし、会社の移転を機にスタッフ全員分のキャビネット1F3をオーダーした。 「購入後にBISLEYのウェブサイトを見ていたら、社長の名前に見覚えがあって。実はBISLEYとSYSTEM180の日本総代理店である株式会社シンパティコの中里氏とは幼馴染みで。すぐに連絡をとって30年ぶりに再会。その後は頻繁に交流を深めています」

ナチュラルカラーをベースとしたオフィスに映えるブルーのキャビネット。ひときわ存在感を放ちつつも、落ち着いた色合いで空間に馴染んでいる。展示会などでオフィスに訪れるお客様にもキャビネットについて聞かれ、お褒めの言葉をいただくこともよくあるのだとか。

「1F3は今までにないキャビネットですね。その大きさからいろいろなものが収納できるので、“サイドキャビネット”というより“パーソナルコンテナ”という感じ。デスク回りにはF2も置かれていますが、それぞれに使い勝手がよく、スタッフからも好評です」

ナナミカには “ONE OCEAN ALL LANDS−海は一つで世界は繋がっている−” という合言葉がある。そのため海をイメージしたブルーで統一したという本間さん。その使い勝手のよさからここ数年でキャビネットの数が増え続け、ナナミカの航海日誌のように歴史を刻んでいる。

「パンパンにものが詰まっている引き出しは整理する気が起きませんが、ある程度ゆとりがあれば整理のしがいもある。そういう意味でも収納力が高く余裕があるBISLEYは片付け上手だと思います。形のあるものがあふれている今の時代には非常に向いているキャビネットですね」

時代の潮流が次々と変わっていくファッション業界で荒波を乗り越え続けているナナミカ。これからも青いキャビネットの数に比例するように、ブランドの歴史も長く積み重ねていくに違いない